ブライダルフェア準備ガイド*事前に決めておく5つとブライダルフェアで聞かれる10項目

いざブライダルフェアに参加しても、結婚式についてノープランだったあまり、プランナーとの会話に困惑してしまったという新郎新婦は意外と多いです。
そこで本記事では、ブライダルフェアに参加する前に新郎新婦ふたりで話し合っておきたいことや、ブライダルフェアでプランナーに聞かれる質問などをご紹介。
ブライダルフェアを有意義に過ごすためにも、準備万端にして向かいましょう!

ブライダルフェアってどんなところ?

まずはじめに、ブライダルフェアとは結婚式場やブライダル企業側が新郎新婦に向けて開催しているイベントで、結婚式場や自社サービスをアピールするもの。必ず参加しなければならないものではありませんが、参加することで得られるメリットはたくさんあります。

  • 結婚式のイメージを膨らませることができる
  • 会場見学ができる
  • 結婚式のプロ、プランナーと直接話せる
  • ウエディングドレスや小物を試着できる

結婚式のイメージを膨らませることができる

ブライダルフェアの一番のメリットは、“結婚式のイメージを膨らませることができる”ということではないでしょうか。
「みんなで楽しめるカジュアルな結婚式」「神聖なムードを大事にした大人な結婚式」など、ざっくりとしたイメージはあっても、装花、演出、衣裳、音楽、ウェルカムスペース、ジュエリー、ペーパーアイテムなど、細かな部分はどんな感じにしたらいいか、具体的なイメージはなかなか湧きづらいです。
そんなときにブライダルフェアすると、具体的なイメージがしやすくなります。ブライダルフェアに参加することで、白紙だったふたりの結婚式プランに色をつけることができるのです。

会場見学ができる

ブライダルフェアでは気になる式場を実際に見学できます。「花嫁のお仕度部屋はどんな雰囲気?」「披露宴会場の広さは?」「チャペルのバージンロードは?」など、ホームページだけでは分からない式場の雰囲気を、生で体感できるところも魅力のひとつです。

結婚式のプロ、プランナーと直接話せる

結婚式をプロデュースするプロ、ウエディングプランナーと直接話せるところもブライダルフェアのメリット。
もちろん、常時行われている式場見学や相談会でもプランナーと直接話すことはできます。ただ、ブライダルフェアに参加してふたりのイメージが膨らんだ状態での会話は、より濃厚で有意義になること間違いなし。
「装花はこんな感じがいい」「こんな演出をしたい」など、具体的な会話ができるとよりリアルなアドバイスを得ることができ、現実味のある費用明細などを出してもらえます。

ウエディングドレスや小物を試着できる

ブライダルフェアには、ウエディングドレスやタキシードなど、衣裳の試着会を行っているケースもあります。マーメイド、Aライン、スレンダーライン・・・どんなドレスを着よう?と迷っている花嫁にとっては嬉しい機会です。イメージだけでは分からない、ウエディングドレスと自分のスタイルとの相性を肌で体感することができるのも、ブライダルフェアの魅力。

事前準備が大事!ブライダルフェアの準備って?

式場の雰囲気チェックや結婚式のイメージを広げるために参加するのに、準備なんかいるの?という新郎新婦もいるでしょう。しかし、ブライダルフェアこそ準備が肝心!
結婚式をする上で決めておきたい基本の項目がいくつかあります。招待人数や日取り、挙式スタイルなど、ブライダルフェアに行く前にはこうした基本のことをふたりで話し合っておくことが大切です。
基本的なことを決めておくことで、ふたりの結婚式に適した式場をピックアップすることができますし、当日ブライダルフェアに参加したときにチェックすべきポイントも明確になります。

ブライダルフェアに行く前に決めておく5つのこと

これからブライダルフェアに行く新郎新婦が、最低限決めておきたい5つのことをご紹介します。

1.挙式スタイル

挙式スタイルは大きく分けると「キリスト教式」「人前式」「神前式」「仏前式」の4つ。

キリスト教式

神父を招いて行うカトリック教式と、牧師を招いて行うプロテスタント教式の2通りがある。カトリック教式は基本的に信者のみが行えるもので、プロテスタント教式は宗教関係なく実践できる。

人前式

信仰や格式にとらわれず、参列者に結婚の証人となってもらう自由なスタイル。プログラムも決まっていないためオリジナルを盛り込める。

神前式

神職と巫女を中心に日本伝統のしきたりに沿って、両家の結びつきを祝う儀式を行う。

仏前式

来世までの結びつきを誓う仏前式は、伝統を重んじた由緒ある結婚式のひとつです。僧侶から新郎新婦へ数珠が授けられる「念珠授与」という儀式があるのも、他の挙式スタイルと違うところです。

 

 

神前式や仏前式は一般的にチャペルで行うことができないなど、会場によっても挙式スタイルは異なります。つまり挙式スタイルは会場を選ぶうえでも重要なこと。
信仰を重視して挙式スタイルを決めたいという家庭も多いため、家族の意見も取り入れながら事前に決めておくといいでしょう。

2.日程

ブライダルフェアに参加する前に、いつ頃結婚式を挙げたいのかだいたいの日取りを決めておきます。何月がいいか、さらには何月何日がいいか、大安などお日柄の希望はあるかどうか、日取りは具体的に決まっているほど良いです。
希望の日取りが予約でいっぱいだったというケースもあるため、式場側のスケジュールを確認するためにも日程をピックアップしておくといいでしょう。

余談ですが、結婚式の日取りで人気のある3月中旬~5月初旬、9月中旬~11月初旬の土日祝日や佳日は予約で埋まっていることも多いです。一方12月~2月、7月~8月は気温がネックとなり人気が落ち着く時期。
真冬や真夏のオフシーズンには少し安い限定プランが出ていることもあるため、こうしたプランを踏まえて日程を決めるのもいいでしょう。

3.招待人数

ブライダルフェアに行く前に、招待人数はおおよそ何人かを把握しておきます。式場によって収容可能な人数は決まっているため、招待人数に対して式場のキャパが足りないということになると、せっかく見学をしても人数の関係でその式場を選ぶことができません。新郎、新婦側それぞれ招待人数を計算しておきましょう。

4.予算

結婚式の予算は式場を選ぶうえでも重要なポイントです。式場によってプランなどが異なり、基本プランがリーズナブルな式場もあれば、格式によっては高い式場もあります。予算に関係なく式場を選んでしまうと、演出や衣裳、食事などあれこれ決めていくうちに予算をオーバーしてしまうことも。
ブライダルフェアでは見積もりを出してもらうことも多いため、招待人数と予算はセットで決めておきたいポイントです。

5.衣裳イメージ

結婚式に統一感を持たせるため、衣裳と会場の雰囲気を合わせる新郎新婦は多いです。「ヴィンテージ」「ナチュラル」など、結婚式の雰囲気をこんな風にしたい!という希望があれば、衣裳や式場もイメージを合わせる必要があります。
ブライダルフェアに参加する際は、衣裳イメージもしくは結婚式全体のイメージを決めておくといいでしょう。具体的でなくても、「大人っぽい感じ」「ナチュラルでラフな感じ」など、ざっくりとしたイメージでもOKです。

親の意向を確認しておくと尚良い!

結婚式は“家族と家族の結びつき”です。
式場を決めてから「こうして欲しい」といった要望を受け入れるのは難しい場合もあります。ブライダルフェアに行く旨を伝え、両親の意見があればそれも参考に式場見学を行うことで、家族円満に式場選びを行うことができます。
挙式スタイル・式場の格式・イメージ・日程やお日柄など、新郎新婦の意見に合わせて両家の意見も聞いておくといいでしょう。

相談会って何?プランナーから聞かれる10のこと

 

模擬挙式や模擬披露宴、ドレスの試着会や食事の試食会など、ブライダルフェアのメインのイベントが終わった後、ほとんどのフェアで設けられているのがプランナーとの相談会です。しかし「相談会って何をするの?」「どんなことを聞かれるの?」という新郎新婦は多いはず。そこで本記事では、ブライダルフェアの相談会で聞かれる10のことをご紹介します。相談会に向けて、ぜひ回答の準備をしておきましょう!

1.ブライダルフェアの参加回数

これまでのブライダルフェアへの参加回数は聞かれる確率が高い質問。参加回数によって、どこまで踏み込んだ相談をしていいのかが変わってくるため、新郎新婦のことを知るためにも参加回数をリサーチするプランナーは多いです。参加回数は正直に答えた方が、相談会での収穫は多くなります!

2.両親への挨拶が済んでいるか

結婚式は両家の結びつき。また結婚式は家族やゲストの協力があって成り立ちます。式場決定後のトラブルを避けるためにも、両親への挨拶が済んでいるかは確認されることが多いです。「YES」と答えられるように、きちんと挨拶を済ませた後にブライダルフェアに向かいましょう。

3.予算

結婚式を作り上げるうえで、どれくらいの費用をかけられるかは重要なポイント。また予算によって衣裳や装花、食事や演出のグレードが決まってきます。
新郎新婦の結婚式を形にするためにも、プランナーにとって予算は重要な情報となります。100~150万円以内、200~300万円以内など、ざっくりでいいのでおおよその予算を伝えましょう。

4.日程

新郎新婦が希望する日程が予約で埋まっているケースもあります。そうなると気になっていた式場でも契約することができません。
日取りやお日柄にこだわりはないという場合はある程度日程を選ぶことができますが、〇月〇日の大安など、明確な日取りが決まっているようであれば、スケジュールが空いているか確認してもらいましょう。

5.招待人数

招待人数によって費用が変わる式場も多いため、予算とセットで質問されることの多い項目です。こちらも確定人数でなくていいので、おおよその人数を答えるようにしましょう。

6.挙式スタイル

挙式スタイルは事前にふたりで決めておく項目の中にも含まれるもの。キリスト教式なのか、人前式なのか、神前式なのか、両家の意向を取り入れて決めた挙式スタイルを答えるようにしましょう。

7.演出

ブライダルフェアへの参加が2回目、3回目と回数を重ねている新郎新婦に対しては、具体的な演出の希望を聞かれることもあります。「スピーチをしてくれた友人に対してお礼の手紙を読み上げたい」「ファーストバイトのときには、大好きな祖父祖母にもケーキを食べさせたい」など。
やりたいことがひとつでも決まっていれば、何でも相談してみるといいでしょう。イメージは言葉にすることでさらに具体化することができます。

8.料理へのこだわり

和食、洋食、中華など料理のジャンルへのこだわりのほか、テーブルの装花に合わせた盛り付けをしてほしいなど、料理へのこだわりがあるかどうかも聞かれることが多いです。特に式場の試食会に参加した際には感想を聞かれることもあるでしょう。
料理はゲストをおもてなしするためにもとても重要なもの。料理のグレードや品数、ドリンクのクオリティなど、大切なゲストのことを思いながら、こだわりがあればきちんと述べるようにしましょう。

9.持ち込みたいもの

ドレス、カメラマン、ヘアメイクなど、こうしたサービスはだいたい結婚式場側が提携しているところにお願いすることが一般的ですが、中には友人のカメラマンにお願いしたいという人や、外部のヘアメイクさんにお願いしたいという人もいるでしょう。
ウエディングプランナーから持ち込みについて質問があるかと思いますが、無い場合は持ち込みが可能かどうか、追加費用はあるのかどうかを確認しておくことをおすすめします。

10.絶対に譲れない条件

絶対に譲れない条件を呑み込めないということになると、新郎新婦の望む結婚式を作り上げることはできません。そのため「ドレスは絶対にこのブランドのものを着たい」「装花には絶対にこの花を使いたい」など、絶対に譲れない条件はプランナーがよく質問をします。
ブライダルフェアの相談会は、式場側の柔軟性やサービスの高さを図るにはいいチャンスです。これだけは譲れないという条件を最低1項目あげておき、相談会で持ち掛けましょう。

時間を有効活用!ブライダルフェアの上手な見学の仕方

ブライダルフェアの準備で大切なことがもうひとつあります。ズバリ、ブライダルフェアのスケジュール管理です。仕事で忙しい中、休みが少ない中、ブライダルフェアを回る新郎新婦も多いでしょう。限られた時間を有効活用するためにも、ブライダルフェアの上手な見学の仕方をご紹介します。

1日に2軒まで

ブライダルフェアの内容にもよりますが、見学は1日に2軒までがおすすめ。ブライダルフェアにかかる時間は平均2~3時間です。移動時間を踏まえると、多くても午前と午後で1軒ずつが限界でしょう。
ブライダルフェアではなく、常時行っている式場見学や相談であれば2軒以上回れる可能性もありますが、体に疲れが出ているとプランナーとの会話や式場で見たものが記憶されないこともしばしば。体のことを思うと2軒までが妥当です。

全部で3軒以内だと比較しやすい

ブライダルフェアへの参加に制限はありません。ただ、いくつも式場を見学していると情報が混乱してしまうことがあります。結局どの式場が良かったか分からなくなってしまうなんてことも。
全部で3軒以内だと各式場を比較しやすく、情報が混乱することを防げます。また、もしも複数軒ブライダルフェアに行く際には、ノートやスマートフォンに良かった点や気になった点を式場ごとにまとめておくようにしましょう。

ブライダルフェアに向けてチェックシートを作成しよう!

ブライダルフェアに参加する前の最後の準備は、チェックリストの作成です。式場のどんなところをチェックしておきたいか、欠かせないポイントをリストにまとめましょう。
また、作成したチェックリストは他のブライダルフェアに参加する際にも同じもの持参することで、後々式場を比較する際の有力材料となります。

まとめ

ブライダルフェアへ参加する前の準備は、結婚式に対してある程度イメージを膨らませることが大切。結婚式は非日常的なことのため未知な部分も多いですが、まずはふたりが思い描く結婚式とはどんなものか、意見を出し合うことがポイントとなります。ブライダルフェアを有意義な時間とするため、事前準備を念入りに行いましょう!

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