ブライダルフェアの模擬挙式とは?参加するメリット・内容・服装・持ち物などをご紹介

試食会やドレスショーなど、さまざまな内容があるブライダルフェアですが、中でも「模擬挙式」が気になるという新郎新婦は多いのではないでしょうか。
模擬挙式ではどんなことをするの?
参加するメリットは?
など、ブライダルフェアの中でも気になる模擬挙式について、内容や服装、持ち物などを解説します。

はじめに・・・「模擬挙式」ってなに?

 

香川県で人気の結婚式場のアナザースタイル

模擬挙式とは、その名の通り本物に似せて挙式を行うもの。結婚式を挙げたいと考えている新郎新婦がゲストとして参加できるイベントです。

モデルが実際に挙式を再現!体感型フェア

ブライダルフェアで行われる模擬挙式では、モデルを新郎新婦に見立てて実際の挙式を再現。進行も本来の流れに則って行うため、本当に挙式に参加している気分を味わえる体感型のイベントです。
ゲスト目線で挙式会場を眺められることや、「実際にこの会場で挙式をしたらこんな雰囲気なんだな」という具体的なイメージを抱くことができます。

所要時間は20~30分程

模擬挙式の所要時間は、実際の挙式と同じ20~30分です。挙式は披露宴のように多くの演出を盛り込まないため長時間に渡るものではなく、気軽に参加しやすいところも人気の理由です。

模擬挙式に参加することで得られる3つのメリット

「ショーみたいで楽しそう」と思わず心がワクワクする模擬挙式ですが、ただ楽しめるだけでなく新郎新婦にとってのメリットが3つあります。

挙式のイメージが膨らむ

挙式と聞くと厳正なイメージを抱く人もいるかもしれません。日本の伝統を重んじる神前式や、神父もしくは牧師の導きにより行われるキリスト教式、いずれも進行が決まっており、神聖な時間が流れます。
近年、進行方法や宗教にとらわれない人前式の人気も高まっていて、挙式スタイルに悩む新郎新婦も多いでしょう。ロマンチックなキリスト教式にするか、日本人女性の憧れ神前式にするか、自由な人前式にするか・・・模擬挙式に参加することで、挙式イメージを膨らませることができます。

バージンロードや祭壇などを実際に確認できる

模擬挙式を行う会場は、実際に挙式を執り行うチャペルや神殿を使用します。バージンロードや祭壇を生で確認できるところも模擬挙式のメリットです。
「バージンロードは想像していたよりも長く、高級感がある」「神聖な雰囲気でとても素敵」など、その目で確認することで感じられることはたくさんあります。
また、良いところだけではなく、気になる点もチェックできるところもメリットのひとつ。
式場をただ見学するだけでなく、挙式中の式場内を見学できるところがポイント。少し気になる程度だった式場が、模擬挙式に参加したことで決定候補になることもある程、ブライダルフェアの模擬挙式は心を動かすものがあります。

ゲスト目線で式場の雰囲気をチェックできる

結婚式は新郎新婦が楽しむことはもちろん、ゲストの方々に楽しんでもらうことも大切。模擬挙式はゲストとして参加することになるため、その会場での挙式は実際にゲストの目にはどう映るのかを味わうことができます。ゲスト目線で参加できることは、新郎新婦にとってとても貴重な体験です。

ブライダルフェア模擬挙式の内容・流れ

 

実際に模擬挙式ではどんなことが行われるのか、その内容をご紹介します。また、ご紹介するのは本当の挙式で行われる内容・流れです。教会式と神前式をご紹介するので、挙式スタイルに悩んでいる新郎新婦はぜひ参考にしてみてください。

<教会式(キリスト教式)>

教会やガーデンで神様に愛を誓い合う挙式スタイル。
ウエディングドレスを着てバージンロードを歩くイメージも教会式のイメージが強いです。

1.司祭、新郎の入場

はじめに、司祭と新郎が入場します。
司祭(しさい)とは聖職位のひとつで、教会儀式などを仕切る人のこと。キリスト教式の場合カトリックなら神父、プロテスタントなら牧師が司祭となります。
ただ、神父は地位が高く限られた人物しかなれないことから、ほとんどの教会式では牧師やそれに代わる人を用意することが多いです。

2.新婦、父親の入場

つぎに新婦と新婦の父親が入場します。新婦は入場前に新婦の母親にベールダウンをしてもらう演出を取り入れることもあります。

3.賛美歌斉唱

新郎新婦とゲスト全員で、キリスト教の集会や礼拝で歌われる讃美歌を斉唱します。
讃美歌は神をたたえる歌。
キリストの神、イエス・キリストに見守られながら執り行う、教会式にふさわしい優しい旋律が特徴。讃美歌はいくつか楽曲がありますが、有名なものでいうと「いつくしみ深き」や「Amazing Grace」「きよしこの夜」などがあり、新郎新婦が選べるケースも。

4.司祭による聖書の朗読

結婚に対するキリスト教の教えを司祭が読み上げます。神聖な雰囲気が一層高まる瞬間。教えはいくつかあり、会場により異なります。

5.誓いの言葉

司祭の問いかけに対して、新郎新婦がそれぞれ誓約(せいやく)をします。
「困難なときも、健やかなるときも・・・汝を妻とし共にあることを誓いますか」「はい、誓います」映画のワンシーンで見たような約束を交わすのが誓約です。

6.指輪交換

誓約の証として新郎新婦は指輪を交換します。
「ふたりの愛を永遠に願う」「愛に鍵をかける」という意味を持たせて、結婚指輪の上に婚約指輪を重ね付けすることもあります。

7.誓いのキス

新郎は「薄い壁」「清純」「魔除け」などの意味を持つ新婦のベールを上げ、永遠の愛を誓うキスを交わします。

8.誓約書にサイン

結婚を証明する文書に新郎、新婦、司祭がサイン。司祭の代わりに証人がサインする場合もあります。承認は大切な友人や仲人にお願いするケースもあるようです。
また、サインの前に「結婚宣言」を行うケースもあります。新郎、新婦、司祭が手を重ね合い、祈祷を捧げる儀式です。

9.新郎、新婦退場

ゲストの祝福に見守られながら新郎、新婦が退場します。「魔除け」の意味を持つフラワーシャワーは定番人気の演出です。

 

<神前式>

神社や結婚式場などの神殿で執り行う結婚式です。
神前式の「神様」とは、ご先祖様のことを言い、両家のご先祖様にふたりが結婚し、ひとつの家族になることを報告します。
白無垢を着て三々九度の杯を交わすというイメージが強い挙式スタイルです。

1.参進の儀

琵琶や竜笛などが奏でる雅楽(ががく)が境内に鳴り響く中、神職や巫女の先導により、新郎新婦、両親、親族の順に並び神殿まで向かう儀式です。「花嫁行列」とも呼ばれます。

2.入場

神殿へ入ります。新郎新婦、両親、親族、友人の順に入場。右サイドに新郎側、左サイドに新婦側が座ります。

3.修祓(しゅばつ)の儀

修祓とは神道の儀式を行うにあたり、はじめに必要となるお清めの儀式。神職が祓詞(はらいことば)を述べ、お祓いに使用する大幣(おおぬさ)という道具を振り、罪やけがれを祓い落とし、身を清めます。

4.祝詞奏上(のりとそうじょう)の儀

祝詞(のりと)とは、神道において神様への崇敬を意味する言葉です。神職が述べる祝詞をもって、神様へ両家の結びつきと結婚を報告します。神社により祝詞の内容は異なるようです。

5.三々九度の盃(さんさんくどのはい)

神前式といえば、三々九度の盃をはじめに思い浮かべる人も多いでしょう。
新郎新婦は大中小の盃を3口3度交わすことで、結婚の契りを交わす儀式です。「三献の儀(さんこんのぎ)」「夫婦固めの杯」などとも呼ばれます。

6.指輪の交換

指輪の交換は神前式では行われていませんでしたが、昭和30年代頃から取り入れられるようになりました。

7.誓詞奏上(せいしそうじょう)

新郎新婦が神様に向かって誓いの言葉を述べます。言葉のほとんどを新郎が読み上げ、名前の部分は新郎新婦でそれぞれ読み上げるのが一般的です。
誓詞には、結婚の報告や夫婦として支え合っていくことなどが書かれています。

8.玉串拝礼(たまぐしはいれい)

神道の行事に用いられる植物、榊(さかき)の枝に麻つけた玉串という道具を、新郎新婦の手で神前に捧げる儀式です。神様の加護を受けることに感謝や敬意を込めて捧げます。

9.巫女の舞

巫女が歌や舞を捧げ、神様を喜ばせようとするもの。新郎新婦の結婚と、両家の結びつきをより一層祝福してもらうために行います。巫女の舞は神社によって演目が異なるようです。

10.親族盃の儀

両家の結びつきを重んじる神前式では、式の終盤に親族で盃に注いだお酒を交わします。

11.斎主(さいしゅ)挨拶

結婚を祝福してくれた神様に対して改めてお礼の挨拶をします。神職を筆頭に神様に一礼して式はお開きとなります。

12.退場

神職、新郎新婦、親族、友人の順番に退場します。その後神殿の前や境内で記念撮影が行われるというケースが多いようです。

模擬挙式に参加するときの服装

「ブライダルフェアの模擬挙式は実際に挙式が行われるから、服装もちゃんとした方がいいの?」など、当日の装いは気になる人も多いでしょう。当日コーディネートに困らないよう、模擬挙式に参加する際の服装についてもご紹介します!
「きれいめ」なコーディネートがベスト!
「模擬挙式」と言ってもブライダルフェアの一環ですので、他のブライダルフェアに参加するときや、式場見学に行くときと同じように“きれいめ”な服装でまとめればOKです。
男性ならシャツやジャケットスタイル、女性ならワンピースなど。シューズは革靴やローヒールパンプスなど、普段から履き慣れているカジュアル過ぎないものを選びます。

模擬挙式に持っていくといいもの

ブライダルフェアの模擬挙式は式場の臨場感やバージンロード、装花などを映像や写真に収めることができるチャンスです。そのため模擬挙式に「カメラ」は必須。後から式場の様子を見返せるように、撮影できるものがあると便利です。
また、空調を低めに設定している会場も多いため、体が冷えないよう夏でも羽織りを持っておくと安心できます。

まとめ

試食会やドレスイベントなど、ブライダルフェアはいろいろな内容で開催されていますが、模擬挙式は結婚式をイメージするためにも参加する価値の高いイベントです。特に「結婚式の創造が全くつかない」という方にこそおすすめ。気になる式場のブライダルフェアをチェックし、ぜひ模擬挙式が開催されているときには積極的に参加してみてください。

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