2023年【入籍日・結婚式にオススメの日】縁起が最高に良い大安・天赦日・一粒万倍日はいつ？ – ウェルズベルモニーグループ（結婚式場）

結婚式や入籍の日取りに「縁起の良い日」を選びたいという方は少なくありません。
特に、多くの方が集まる結婚式は「自分は気にしない」という場合でも「列席者が気にする」というケースが多く、「仏滅でも気にしない」と思っていたけれど「両親から猛反対された」ということもあります。
そこで、今回は結婚式や入籍だけでなく、引越しやハネムーンなども含めてお日柄やおすすめの日にちをご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

結婚式や入籍に「縁起の良い日」を選ぶ理由

実のところ、結婚式や入籍日、ハネムーンなどに「お日柄を気にしなければならない」という決まりはありません。
ふたりの記念日やどちらかの誕生日などを結婚式の日として選ぶ方もいらっしゃいます。

それでもあえて縁起の良い日を選ぶのは、吉日を選んでおいた方が安心できるからかもしれません。
実際に結婚式の日取りを決めるために「吉日」について調べている方でも、今日がどんな日か、明日の六曜は？と気にして生きている方よりも星座占いで明日の運勢を気にしている方の方が多いでしょう。

それでも、おめでたいことや旅行などをする際にお日柄を見て決めるのは、ゲストをおもてなしするのにできる気遣い、心遣いのひとつだからではないでしょうか。

その日の運勢を知る「お日柄」の根拠や意味

お日柄で最も代表的なのは「六曜・六輝」と呼ばれるもので、大安・友引・先勝・先負・赤口・仏滅の6つが順番に繰り返されます。
「お日柄が良い」と言われれば、だいたいの場合が六曜の「大安」「友引」となっているくらい、浸透している吉凶占いと言えます。

単純に順番に並べているだけと思うかもしれませんが、人間の生活にリズムや好不調に波があるように、良いこと、悪いことも一定のリズムで訪れるといえます。
その周期がお日柄に反映されていると考えれば、すべてが迷信とも言い切れません。

中国から伝わった考え方「六曜（ろくよう）」

六曜は、中国で2000年以上も前に成立した六壬神課（りくじんしんか）という占いが元になっています。
鎌倉時代から室町時代にかけて伝わったさまざまな文化の中に入っていたものとされていますが、誰が、何のために伝えたのか、どのようにして生み出されたのかについては諸説のこされていて、明らかになっていません。

「縁起を担ぐ」という意味でも、日本ではかなり浸透したお日柄になっているので、このタイミングでどんな意味があるのか、どんなものなのかも把握しておきましょう。

大安（たいあん）

「大いに安し」という意味で、六曜の中では最も運勢の良い日。何をやっても上手くいく、最高の吉日。結婚式や入籍、結納などのおめでたいことには昔から大安に行うことが喜ばれています。

友引（ともびき）

「勝負をしても勝ち負けが決まらない」「友にも厄事が及ぶ」など2つの意味を持つ日。昼11時～13時以外の時間帯は吉とされています。
友を引くという言葉から「友へ幸せのお裾分け」を意味するため、結婚式にも選ばれています。

先勝（せんしょう・さきがち）

「先ずれば即ち勝つ」という意味で、何事も先手を打つ、急ぐことが吉とされている日。よって午前中の運勢が吉。結婚式や入籍は午前中がおすすめです。

先負（せんぷ・さきまけ）

先勝の反対で「先ずれば即ち負ける」という意味。午後が吉とされている。結婚式をするなら午後スタートが望ましいが、万事に静穏であることが好まれる日でもあります。

赤口（しゃっこう・せきぐち）

赤の字のごとく、火の元や刃物には気を付けなくてはならない日。正午が吉とされています。

仏滅（ぶつめつ）

「仏も滅するような大凶日」という意味で、六曜の中でも最も運が悪い日です。
よって結婚式や入籍日などのおめでたいことには特に避けられています。

また、仏滅は「物滅」と置き換えられ、今までの物事を真っ新な状態に滅するという意味で解釈されることもあり、新たなスタートを切る結婚式や入籍日にあえて選ぶ方もいらっしゃいます。

六曜以外にもある！縁起が良いとされている日

六曜以外にも縁起の良い日ってないの？
と思った方も多いかもしれません。

実は、中国から伝わった六曜以外にも、十干や十二支を使った吉凶占いがあります。
それが、天赦日、一粒万倍日です。

大安よりも縁起が良いとされている「天赦日」

天赦日は大安よりも縁起が良い日とされ、「百神もが天に昇り、天が万物の罪をも許す日」という意味があります。
結婚式や入籍はもちろん、引っ越し、開業、財布の買い替えなど、どんなことにも吉とされている最高に縁起の良い日。

カレンダー上ではいくつかのお日柄が重なることがありますが、天赦日においては縁起の悪い日と重なったとしても、その影響を受けないとされています。
そのため「天赦日の仏滅」は、最高のお日柄に、仏滅プランを使ってお得に結婚式が叶えられるかもしれません。

「天赦日」は年に6～7回のみの貴重な吉日

天赦日は、年にわずか6～7回しかない貴重な吉日。
十干（甲・乙・丙…）と十二支（子・丑・寅…）が順に1つずつ「甲子」「乙丑」「丙寅」と進んでいく「六十干支」から選ばれています。

365日のうち60日に1回しかないため、年間で6回から、多くても7回しか巡ってきません。
そのため、非常に貴重な日となっています。

2023年の天赦日

2023年の天赦日は下記の通り。
結婚式で選ばれやすい土日・祝日となると、たったの1回しかありません。
3月21日（火）は、天赦日と一粒万倍日が重なった非常に縁起の良い日となっています。
また、8月4日（金）の天赦日は、大安の上、一粒万倍日や神吉日、天一天上、母倉日と、吉日が多く重なった非常に良い日に見えますが、受死日という非常に縁起が悪いお日柄とも重なっているため注意が必要です。

1月　6（金）
3月　21（火・祝）
6月　5（月）
8月　4（金） 18（金）
10月　17（火）

何かを「始める」のに良い（いちりゅうまんばいび）

一粒のモミで万倍の稲穂が実るというくらい、縁起の良い日。
開店、種まきなど、何かをスタートさせるのに良い日とされています。
もちろん、結婚式や入籍、新居への引っ越しやハネムーンにもおすすめです。

ただし、借金をすると万倍に膨れ上がるといったこともあるので注意しましょう。

2023年の一粒万倍日

2023年の一粒万倍日で、結婚式におすすめの日は下記の通り。
土日や大安・友引と重なる日程も多いので、しっかりとチェックしておきましょう。

1月　6日（金）9日（月・祝）18日（水）30日（月）
2月　2日（木）5日（日）12日（日）24日（金）
3月　16日（木）21日（火祝）28日（火）
4月　2日（日）12日（水）15日（土）24日（月）27日（木）
5月　9日（火）10日（水）21日（日）22日（月）
6月　2日（金）3日（土）17日（土）28日（水）29日（木）
7月　11日（火）14日（金）26日（水）
8月　4日（金）7日（月）10日（木）17日（木）22日（火）29日（火）
9月　18日（月・祝）23日（土・祝）30日（土）
10月　5日（木）18日（水）27日（金）30日（月）
11月　11日（土）12日（日）23日（木・祝）
12月　5日（火）6日（水）7日（木）8日（金）19日（火）20日（水）31日（日）

月に3～6回程訪れる

一粒万倍日は数の少ない天赦日に比べて回数が多く、月に3～7回程度は訪れます。
吉日と重なっていることも珍しくはなく、幸福度が倍になるラッキーな日取りを見つけられるかもしれないので、六曜とも合わせてチェックしておくと良いでしょう。
ちなみに、不成就日と重なっている日は効果が打ち消されてしまうと言われているため、上記の一覧では除外しています。

意外と知らない！結婚式や入籍日におすすめの縁起の良い日

大安、天赦日、一粒万倍日の他にも、結婚式や入籍日におすすめの縁起の良い日はいくつかあります。
中でも婚礼関係や引っ越し・ハネムーンなどに良いとされる吉日と、少し注意が必要な日を紹介します。

神吉日（かみよしにち）

神事に吉とされる日で、神社への参拝やご先祖様を祀ることなどにおすすめの日です。
結婚式の中でも、特に神前式を執り行う場合はおすすめとされています。

母倉日（ぼそうにち）

数ある歴注の中でも、特に結婚に良いとされるのが母倉日です。「天が人を慈しむ日」という意味を持ちます。天からの寛大な温もりを感じられる愛に溢れる日。結婚式に選びたい縁起の良いお日柄です。

大明日（だいみょうにち）

年間約150日も訪れるという大明日は、天赦日と同じく凶日を打ち消すほどの大吉日です。大明の字のごとく「天と地が明るく照らされる」という意味を持ちます。明るくおめでたいムードのただよう大明日は結婚式や入籍にも最適。日数が多いことから結婚式の日取りに選びやすいところも嬉しいポイントです。

天恩日（てんおんにち）

「天から恩恵を受ける」という意味を持つ天恩日は、結婚式や結納、入籍などおめでたいことに喜ばれるお日柄です。親世代や祖父母世代も納得の行くお日柄といえるでしょう。
大明日と同じく日数が多いため、大安や天赦日だとスケジュールが合わないというときは、天恩日で探してみるのもおすすめです。

甲子（きのえね）

六十干支の最初となる甲と子が重なる日は、何を始めるにも大吉とされる縁起の良い日。
甲子と言われて最初に思い浮かぶものといえば「甲子園」ではないでしょうか？
じつはこれも六十干支の甲子に由来していて、完成した1924年が甲子の年だったことからその名がつけられたと言われています。

その後、日本の野球の聖地と呼ばれる存在にまでなったことを考えると、縁起のよさは折り紙付きかもしれません。

鬼宿日（きしゅくにち）

鬼宿日は、鬼が宿にいるので邪魔をされることなく、すべてに大吉とされる日です。
ただし、「宿」とは「家」となり、嫁入りは鬼のいる場所に嫁が入るということになるため、婚礼や結納などは凶とされています。

寅の日（とらのひ）

寅の日は、金運がアップする日と言われていて、何かを始めるにあたってとても縁起の良い日です。
使ってもすぐ戻ってくるという意味でお金を使うのに非常に良いとされていて、引っ越しやハネムーンなどには吉となっています。
ただし、「すぐに戻ってくる」という意味から、結婚に関することは凶となっているため、結婚式には選ばないように注意が必要です。

「新月／朔・さく」と「満月／望・ぼう」は要注意

月の満ち欠けで、縁起を担ぐことも少なくありません。
新月は何かを始めるのに良い、満月は力が宿るので吉と言われることも少なくありません。
ただし、風水における新月・満月は吉日ではなく、むしろ縁起が良くないとされているため注意が必要です。

縁起の悪い日

六曜に大安と仏滅があるように、縁起の良い日があれば縁起の悪い日ももちろんあります。
難しいのは、「縁起の良い日」と「縁起の悪い日」はくっきり別れていないこと。
例えば、天赦日と一粒万倍日が重なっている吉日でも、非常に縁起の悪い日に重なってしまうことがあります。
そこで、結婚式に関連しそうな縁起の悪い日をいくつかピックアップします。

十死日（じゅっしにち）・受死日（じゅしにち）

受死日は別名黒日とも呼ばれ、最悪の大凶日という位置付けです。天赦日ですら、重なるとその効果を打ち消されてしまうという日なので、結婚式やハネムーンにはお勧めできません。
十死日は、受死日の次に縁起が悪いと言われていて、お葬式はOKだけど、それ以外はやってはならないと言われています。
両方合わせると1年に30回程度あるため、12ヶ月中1ヶ月はとんでもなく縁起の悪い日となります。
そのため、あまり気にしすぎない方が良いかもしれません。

不成就日（ふじょうじゅにち）

不成就日は、物事をスタートさせるのに不向きとされる日です。
天赦日と重なっても特に問題ないとされますが、一粒万倍日と重なると吉日の効果が半減するとも言われています。
そのため、「一粒万倍日を選びたい」という目的がある場合、不成就日と重なっている日は避けた方が良いでしょう。

八専（はっせん）

八専は婚礼や入籍、契約や引越しなどに不向きと言われている日です。
吉日の天一天上のように、一定の期間続く凶日となっています。
不成就日と同様、一粒万倍日と重なると効果が半減してしまうので要注意です。

1日（日）：大安で大明日と母倉日が重なる日
7日（土）：大安で天一天上、母倉日が重なる日
9日（土）：先勝で神吉日、天一天上が重なる日

吉日が重なっているけれど要注意の日

15日（日）：先勝で一粒万倍日、大明日、神吉日、天一天上、母倉日と重なっているが、不成就日にもなっている
21日（土）：先勝で神吉日、天恩日と重なっているが、八専にもなっている
22日（日）：先負で天恩日だが、十死日にもなっている
28日（土）：先負で大明日、神吉日になっているが、八専にもなっている

2023年11月

2023年11月の縁起が良い日をご紹介します。

結婚・婚姻から引っ越し・ハネムーンまですべてにとびきり良い日

7日（木）：大安で天恩日、母倉日が重なる日
18日（月・祝）：大安で一粒万倍日、大明日、神吉日、天恩日と重なっている
30日（土）：大安で一粒万倍日と母倉日が重なる日

結婚式におすすめの土日・祝日

9日（土）：先勝で大明日、神吉日
18日（月・祝）：大安で一粒万倍日、大明日、神吉日、天恩日と重なっている
30日（土）：大安で一粒万倍日と母倉日が重なる日

吉日が重なっているけれど要注意の日

3日（日）：先勝で甲子、一粒万倍日、天恩日が重なっているが不成就日にもなっている
10日（日）：友引で大明日、天恩日と重なっているが受死日
16日（土）：先負で大明日、神吉日、母倉日にもなっている
24日（日）：大安で神吉日だが不成就日にもなっている

2023年12月

2023年12月の縁起が良い日をご紹介します。

結婚・婚姻から引っ越し・ハネムーンまですべてにとびきり良い日

16日（日）：友引で神吉日、天一天上、母倉日が重なる日
19日（火）：大安で一粒万倍日、大明日、神吉日、天恩日が重なる日
31日（日）：大安で一粒万倍日、神吉日が重なる日

結婚式におすすめの土日・祝日

16日（日）：友引で神吉日、天一天上、母倉日が重なる日
31日（日）：大安で一粒万倍日、神吉日が重なる日

吉日が重なっているけれど要注意の日

2日（土）：大安で神吉日、天一天上が重なる日。不成就日にもなっている
10日（日）：先勝で大明日、天一天上が重なる日。寅の日の上不成就日にもなっている
17日（日）：先負で大明日、神吉日、天恩日、母倉日が重なっているが、不成就日にもなっている
23日（土）：先負で大明日。受死日と八専が重なっている

縁起の良い日だけを見るのもひとつ

表に●をつけていくと分かるように、いろいろ気にしていると選択肢がどんどん狭くなっていってしまいます。
そのため、あまり知られていない十死日や受死日は無視して日取りを決めると割り切ってしまっても問題ありません。
一粒万倍日の効果を不成就日が消してしまうというのはよく知られているので、一粒万倍日を候補に考える場合は不成就日も含めた方が良いでしょう。

ちなみに、縁起の悪い日としてよく耳にする「三隣亡」は、建築に関する凶日であり、結婚式とはあまり関連性が高くないため除外しています。
新居への引っ越し日には向かないため、気になる方はチェックしてください。

最後に

いかがでしたか？
2023年の結婚式や入籍日におすすめしたい縁起の良い日をご紹介しました。
天赦日が仏滅だったり、たくさんの吉が重なっているけれど平日だったり、気にしすぎるとどの日を選んでよいのか分からなくなってしまいそうですよね？

一番大切なのはふたりにとって一生に一度しかない特別な日をどんな日にしたいのか。
お日柄が良くなくても、ふたりにとって特別な記念日であれば、そちらを優先するのももちろんアリ。
お日柄だけがすべてではないということも頭に入れつつ、結婚式の日取りを決めていきましょう。